雑食に、イロイロなものを。
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    女って、こうだよね。
    0
      評価:
      ヤマシタ トモコ
      祥伝社
      ¥ 680
      (2010-07-08)
      コメント:女って、こうだよね。

       「女は醜くて、男は愚かだ。」

      こうも簡潔に説明されてしまうと、
      気持ちよい。
      気持ちよく、すっきりする。

      だからこそそんなところが、
      そんなところを、
      愛さずにはいられない、というところも。

      時にはその醜さと愚かさに、
      心底腹が立つこともあるだろうけれど、
      きっとその醜さと愚かさがあるからこそ、
      愛しいのであって。
      ありのままでいいんだなあ、と思わせてくれる。

      怖いものもあって、
      体裁を気にすることもあって、
      寂しさや妬みも、コンプレックスも持っていて、
      それでいて自由でわがままで。
      そんな私でもいいんだなあ、って。
      開き直るのではなく、それを認めてよい、と。



      読んでいて心がすくような、
      目の前がひらけるような、良本でした。
      女性も、男性にもおすすめしたい漫画です。
      『悪』ってなんだろうか。
      0
        評価:
        高橋 源一郎
        河出書房新社
        ¥ 1,680
        (2010-05-17)



        以下ネタバレ、というより、
        読んで感じたことをつらつらと。


        ■非難される/虐げられる対象のものが、悪?

        人と違うことが時として「悪」となる、と思っている。

        優れていたとしても、
        劣っていても、
        ほかと違うところに「悪」が生まれやすいと思う。

        そしてそれは、本来の意味での「悪」と違っている。
        「悪」ではないものを「悪」に仕立て上げる、
        その感情/考えこそが「悪」であるのに。


        ■「悪」との戦い

        ランちゃんは、年齢以上に頭脳が発達している様子。
        キイちゃんは、年齢に比べ、言葉の発達が遅れている様子。

        ランちゃんと比べてキイちゃんは発達が遅れているようである。
        それは、「悪いこと」なのだろうか?

        こどもの発達が遅いことを心配するパパは、
        必死に相談したり、文献で調べて、
        言葉を発するには非常に高度な能力が必要なことを知る。
        それには基礎的な積み立てが必要で、
        基礎的な部分が自分でもできているかわからないのに
        キイちゃんのことを心配する立場ではない、
        と、律し、キイちゃんはキイちゃんとして、
        成長を見守るようになる。

        これは、パパの「悪」との戦い。

        私が思う「悪」は、固定観念に縛られて、
        対象を1つの個体として見れなくなること。

        キイちゃんを、
        「言葉の発達が遅れている⇒人と比べて劣っているかもしれない」
        と考えてしまうこと。

        ママのように、キイちゃんをキイちゃんとして見ることができれば、
        そういう考えは起きないのだけれど。





        と、私はここまで書きながらも、
        そういう考えを持つことは本当に難しい、とも感じている。

        わたしは、わたしで言うところの「普通」を、作ってしまっているから。

        「普通」と違うことで、非難をしようとは思わないけれど、
        「普通に接さなければ」という考えが産まれてしまっているのも、事実。
        これが私の「悪」との戦い、なのか。


        ■ほかにもこんなことが「悪」なのかも

        ひとに流されて、加担する
        だれかがやっているから、私も

        こういうことも、その現場では「そうなる」ことが「普通」に見えるので
        そこに流されてしまいがち。

        どれも自分の固定観念と、多数決の原理によって起こされる、「悪」だと思う。


        ■どうしたら「悪」はなくなる?

        どうしたら、その「邪念」とも言うべき感情、考えがなくなるのか。

        そのもの、を、カテゴライズなどしないで、
        そのもの、として認識すること。

        なんていうと、またキレイゴトだけど。


        私は私!と言う前に、
        あなたはあなた、であることをきちんと認識すること。
        なのかなあ、と思う。

        それは、「私」と「あなた」との間に壁を作る意味ではなくて
        単純に「私」「あなた」という個体として認識する、だけのことで。

        でも、こうやって書いていること自体が、
        私がまだまだ困惑していることの十分な証拠なのかも。


        長年もっていた「悪の芽」とでも言うものは
        とってもしぶといようです。
        戦って、戦い続けないと。
        いつだって、だれかのテイクオフ・ボードなんだ。
        0
          評価:
          伊吹有喜
          ポプラ社
          ¥ 1,470
          (2010-02-16)
          コメント:テイクオフ・ボード。

           
          会社の近くの本屋で平積みされているのを、
          ぺらぺらっと流し読みして、良本の予感がして購入。

          個人的には、すごくじんときて、
          よかったです。
          ちょこちょこ泣いてしまった。

          題材が複数あるので、少し詰め込まれた感は
          正直ありますが、それでもうまくまとまっていて、
          人物の行動も現実味があって、同感してしまう感じでした。



          以下あらすじ。



          乙美が死んでしまった。

          「乙美は、本当に幸せだっただろうか?」
          と、
          最後の日に冷たい態度をとったことを責める夫の良平。

          「乙母さんに会いたい」
          と、
          最初の日にひどい態度をとったことを悔やむ娘の百合子。
          折しも彼女は、夫との関係がこじれ、離婚届に判を押して、
          実家に戻ろうとしていた。


          そんな二人の元に、
          金髪の少女が、「乙美に頼まれた」と言ってやってくる。
          乙美の勤務先である更生施設で、お世話になった生徒の一人で、
          『四十九日には大宴会をやってほしい』と言っていたという。

          最初は拒みつつも、
          徐々に打ち解け、宴会を開くことに賛成をする。
          さて、どんな宴会になるのだろうか。

          また、娘の百合子は、
          夫との関係を、これからを、どうしていくのだろうか。


          ***


          いつも誰かが、誰かの踏み台(ステップ・ボード)になっている。
          気がつかないうちに。
          だから、忘れてもらっても、いい。

          無償の愛とでも言うのでしょうか。

          誰だってきっと、愛されたいし、
          覚えていてほしいと、思う。

          それでも、自分が愛することに徹することで、
          愛する人のために、身を引くことで、
          相手がそれを踏み台にして、幸せになってくれれば、それでいい。

          それが、「幸せ」。



          きれいごとじゃん、と思うかもしれない。
          でも、それは本当は当たり前に誰でもやっていることかもしれない。

          ・相手が笑ってくれた
          ・ごはんをおいしいと言ってくれた

          そういうもののためにやることって結構あるんじゃないかな。

          それ以上の見返りを求めてしまったり、
          いつも、うそでもそうしてもらうことを願ってしまったり、
          どん欲になることがあるけれど、
          本来はそういう純粋な気持ちから始まってるんじゃないかって、思う。


          **

          明日、わたしも誰かに喜んでもらえるように。
          そんな純粋な気持ちで過ごせるようにしたいな。
          あたらしい月が本格的に始まるし、ね。

          アーモンド入りチョコレートのように。
          0
            評価:
            森 絵都
            角川書店
            ¥ 460
            (2005-06-25)
            コメント:変わっていくもの、いかないもの。

             
            「カラフル」を読んでから、
            この人の本好きだなあと思い、読みあさっていたところ、。
            『アーモンド入りチョコレートのワルツ』もその流れで、
            タイトルに惹かれて、購入。

            アーモンド入りチョコレートのワルツ、は
            わたしが好きな作曲家、エリック・サティの曲で、
            なんでこの曲がタイトルに?と手に取ったのがきっかけです。



            森絵都さんの『アーモンド入りチョコレートのワルツ』は
            3つのクラシック曲をモチーフに3作、書かれています。

            ・シューマンの『子供の情景』の「子供は眠る」
            ・バッハの『ゴルドベルグ変奏曲』のアリア、
            ・サティの『童話音楽の献立表』の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」

            それぞれが、変わらないものを願い、
            変わっていく現実に向き合う、
            思春期の、大人と子供の狭間にいる少年/少女のお話です。


            以下、感想。

            **

            楽しかったときは、いつか、終わってしまう。
            ”わたしたち”は、それを、”わたしたち”が大人になっても、
            終わらせないようにしよう、と、願う。

            楽しいときは、無邪気な時間は、
            大人が終わらせてしまうから。

            だから、子供のままで、
            子供の心のままで、いよう。

            同じことを、誰しも思ったんじゃないだろうか。


            時は経って大人になった今、
            子供の心のまま、果たして自分はいるだろうか。
            楽しい時間を、楽しいまま。

            うーん。そうではない、だろうな。

            社会に出てからは、楽しいことを楽しいまま、
            なんてことはおおっぴらにはできないけど、
            やりたいことや楽しいことはたくさんあるから、
            自分の中には子供の心がまだまだある!と思っては、いる。
            というのが、せいぜい関の山。

            でも、それが悲しいこと、ではないことを、
            大人の私は知っている。
            楽しい時間を楽しいまま、永遠にはできないけれど、
            楽しい時間を”楽しいもの”として、
            変わらない気持ち/思い出として残っているから。

            同じ”楽しい時間”は味わえないかもしれないけれど、
            そうやって有限の”楽しい時間”を重ねながら生きれば、
            それは無限になるんじゃないかしら。



            そう。
            変わらないものを願いたいけど、
            現実は変わっていくから。

            そんな中でも
            「アーモンド入りチョコレート」のように生きること。

            止まらないでワルツを踊り続けて、
            止まらないで、前に進んでいく。
            変わっていくものを通り過ぎながら、
            大事なものを、かかえながら。

            わたしはそうやって生きて、これたかな。
            回り道ばっかりしてそうだけれど。


            私がこれを読むには少し遅かったのかもしれないけど、
            今、子供と大人の狭間にいるような子供たちには
            読んでほしい一冊です。
            世界は色めいてる。
            0
              評価:
              森 絵都
              文藝春秋
              ¥ 530
              (2007-09-04)
              コメント:見え方が変われば、世界も変わる。

               アポの前に時間があったので、
              ふと立ち寄った本屋。
              森絵都さんの「カラフル」が平積みしてありました。

              読みたいなーと思いながら忘れていたので、
              この際に、と思って購入。
              買ったその日の帰りと、次の日の通勤時の時間で
              読みきってしまいました。
              読みやすくて、続きが気になって。



              以下、ネタバレします。



              ****


              輪廻転生するための「再挑戦」に当たった、一度死んだ「僕」。

              再挑戦に成功するには、
              『小林真』という少年に”ホームステイ”(魂として入り込み)をし、
              そこで現世で犯した罪を思い出さなければいけない。


              ガイドである天使から、
              『小林真』がどのような人物で、その周りの人間が
              どのような性格・性質であったかを聞かされ、
              最初は『小林真』に同情していた僕だが、
              思っていることを口にして、真実と向きあうことで、
              色々な人物の、本当の姿が見えてくる。

              そして、僕はどのような罪を犯したのかを思い出し、
              再挑戦に成功する。

              ***

              再挑戦に成功した僕だったが
              しかし、真実を知ってしまうと、
              これから僕はどうすればいいのかと不安になってしまう。


              そんなときに、天使が言った言葉が印象的でした。


              「ホームステイ、って考えればいいんだよ」
              「次に、天国に戻ってくるまでの数十年、
               ホームステイだと思って、気楽にやればいいんだよ」


              現に、”僕”は、それができたんだから。


              自分で自分を、周りを、固めてしまってはいけない。
              そんな曇ったレンズを通して見ていては、何も見えない。
              本当に思ったことを、本音で話しあって向きあわないと、
              本物は見えてこない。
              そして何よりも、あきらめては、いけない。


              もし、あなたが落ち込んでいて、あきらめていて、
              世界がくすんで見えていたとしても、
              本当は、世界はもっと色めいているんだから。


              ****


              わたしのブログのタイトルも、
              この本の感覚と同様の意味合いをもって、つけました。
              世界って、色めいている。「カラフル」なんだと思っています。
              だから、いやなことがあっても、つらくても、
              勝手に思い込まないで、あきらめないで生きていたい。
              カラフルな世界には、いやなこと、つらいこと、そんな色が
              あるのも当然なんだから。


              ・・・ということで、
              colored、よりは、colorfulの方が語彙として正しい気がします。w
              今更ブログのタイトル変えるのもあれなので、そのままですがw

              船に乗れ!
              0
                評価:
                藤谷 治
                ジャイブ
                ¥ 1,680
                (2008-10-01)

                今年、一番の本だと思う本です。
                三部作で、総計1000ページほどのボリュームですが、
                次に次に、どんどん読めてしまう、そんな内容でした。


                「今」の僕と、「今はもういない昔」の僕と、
                それぞれの一人称で話が進められていく、
                ジャンルで言えば”青春小説”なのですが、
                甘酸っぱいなんてものではなく、
                酸っぱい、チクリチクリと胸を刺すような
                そんな感覚。


                以下、ネタバレします。


                ***

                音楽一家に生まれ、早くに音楽に触れ、哲学書を読みあさるなど、
                自分のことを「高貴な人間」だと思っていた「僕」。
                非常に理解が難しい、ニーチェの思想を、
                本を読んだだけであたかもよく理解しているかのようであった「僕」。

                そんな「僕」が高校時代を音楽科で過ごしていくうちに、
                壁にぶつかり、自分がいかに無力かを思い知る。
                それにより、子供じみた八つ当たりとも言える行動をしてしまう。
                自分の小ささ、してしまったことの大きさ、無知、
                それらに気がつき、絶望、挫折していく。

                ラストは、「僕」に対して、先生が
                ニーチェの『悦ばしき知識』からの引用で、
                タイトルにもあるように「船に乗れ!」と、
                人生を危険にさらせ、そうやって生きていくんだ、と諭す。

                そして、今の「僕」が、この本を書き記す。
                人生を航海するために。



                小説のモチーフとして音楽もそうですが、
                哲学、主としてニーチェ、ソクラテスが用いられています。

                青春の苦悩と、生きることについて、
                感じ、考えさせてくれる本でした。


                多少なりとも、この「僕」のようなことって、
                誰でも経験しているものだと思います。

                生きるって、壁にぶち当たりながらも、
                波にもまれながらも、
                常に前に進んで行かなければいけないもので、
                とても苦しいもの、なのだと思う。
                ただ、前に進む分、喜びもある。
                だからこそ、人生って、すばらしい!なんだろうな。


                自分を省みて、胸が苦しくもなるけど、
                なんども、読み返したくなるような本です。

                さよならドビュッシー
                0
                  評価:
                  中山 七里
                  宝島社
                  ¥ 1,470
                  (2010-01-08)
                  コメント:中身が、勝負だ。


                  そういえば最近本のレビューをしていなかった。。。
                  読んでも忘れやすくなるから、ちゃんと残さねば。

                  ということで、「このミステリーがすごい!」の
                  大賞作品である『さよならドビュッシー』を読みました。


                  以下少しネタばれ、、、します。

                  * * *

                  どんな環境におかれても、
                  目標と意思と努力次第で実りあるものにできる。

                  と、改めて感じさせられた。


                  大金持ちの家に生まれた主人公が、ある火事により
                  大火傷を負って、歩くこともままならなかったところ、
                  あるピアニストと出会い、
                  元々持っていたピアニストになるという夢に向かい、
                  ともに進んでいくというストーリー。
                  青春小説、とも取れる、サスペンス小説。


                  火事によって祖父と従姉妹を失いながら、
                  祖父の遺言により、莫大な財産を贈与されることとなり、
                  周りからの僻みや妬みで心無い言葉を浴びせられたり、
                  それでも強く生き抜き、目標に向かって進む主人公。

                  逆境だからこそ、その力が出たとも言えるが、
                  果たしてそうなのか。

                  もともと自分で切り開くような力を持っていないと、できないことだと思う。


                  私に置き換えてみれば、、、年齢のせいにして
                  色んなことをあきらめることはしたくないな、
                  と。

                  ****

                  最後は、えっ、と思うような展開もあり、
                  サスペンス小説としてもある種青春小説としても読みごたえあります。

                  愛したこと、愛されたこと
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                    評価:
                    辻 仁成
                    幻冬舎
                    ¥ 520
                    (2002-07)
                    コメント:どちらを思い出すだろう。

                     
                    わたしは、どちらを、思い出すだろう。

                    愛したこと、というよりは、
                    愛したひとのことは、
                    その思い出は、忘れない。


                    でも、まだまだわたしは若い、のかな。
                    それがすべて、良かった、幸せだった、とは
                    思えないのも、ある。


                    あのときにこうしておけばよかった、という後悔ではなく、
                    あのひとを愛せてよかった、と思えるような、
                    そんな恋愛をしたいな。





                    でも、実際はどうなんだろう?

                    平凡な婚約者がいたけど遠く離れていたから?
                    結婚が目前に迫っていたから?
                    家に訪ねてきたから?
                    相性が良かったから?

                    どれもが突き動かす衝動になったと思うけど、
                    何がお互いがお互いをここまで大切な人たらしめたのか。

                    と、よく考えてみたけど、
                    小さな偶然の重なりで運命になるのだろうな。
                    現実も、そう。
                    恋愛に、深い考えは必要無くて
                    心が動けば、もう、そうなんだ。


                    ・・・心動かさないと!

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                      評価:
                      小川糸
                      ポプラ社
                      ¥ 588
                      コメント:つよく、やさしくなれる。

                      ねたばれします。ご注意を。



                      「食べること」は、生きること。
                      対象のいのちを奪って、生きること。

                      だからこそ、
                      食材のひとつひとつと向き合って、
                      食べるひとのことを考えて、
                      一番、おいしいものをつくる。

                      それが、シェフとしての彼女の使命。

                      最後のシーン。
                      自分が食べるために、自分で、料理するその時に、
                      シェフとしてではなく、
                      彼女自身の、「食」と「生きる」がつながったんだろう。

                      食べ物と向きあえば、自然と、
                      生きる力になるんだなあと、
                      食の大切さと、生きることを改めて考えさせられました。




                      そんな食堂かたつむり、
                      2/6から全国ロードショーしてますね。

                      サイトはこちら→http://katatsumuri-movie.jp/
                      来週あたりに見に行く予定です。


                      で、昨日。

                      本屋によって本を物色していたら、
                      食堂かたつむりのレシピ本が。
                      すごくおいしそうで、買おうかと思ったけど、
                      実用には難しいと思い、見送り。
                      で、お昼ごはんにスープ食べたい、、、と寄った、
                      スープストック東京にて、これまた偶然にも、
                      「食堂かたつむりコラボ・ジュテームスープ」が!!

                      即決でオーダーしました。



                      映画の半券があると、ドリンクが無料でつくみたいですよ。

                      「ジュテームスープ」のお味は、、、
                      かぼちゃとりんごの味がおいしくて、
                      アクセントになっているピンクペッパーもいい感じ。
                      まさに、ひとくちひとくちが体に染み渡る感じで、
                      ちょっと、目頭が熱くなりました。
                      まさに、生きる力。

                      バレンタインにジュテームスープなんて、いいかも。ん、誰と?

                      つつまれたい
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                        評価:
                        よしもと ばなな
                        新潮社
                        ¥ 420
                        (2006-06)
                        コメント:つつまれる

                        読み終わって、ほっとした。

                        ああ、
                        どんなに傷ついたとしても、
                        わたしはだれかのなにかになれるんだ、
                        と思った。



                        失恋をしてひどく傷ついて帰ってきた主人公。
                        川のある故郷につつまれ、
                        すこしずつ英気を養ってきた折、
                        不思議な感じのする、なつかしい人と出会い、
                        不思議な人たちの助言と縁にそって、
                        昔の恩返しとでも言えるような行動をする。

                        そんな話、なのだけど、
                        いくら自分が傷ついて、ダメになったとしても、
                        しかるべき場所が自分を包んでくれるし、
                        だれかが自分を知らないうちに必要としていて、
                        自分もだれかを必要としているんだ、
                        っていう光が見えた。

                        だって、誰かの何かでいること、って
                        すごく幸せなこと。


                        すごくいいタイミングだったのかな。
                        今の私にとって。


                        いつもあとがきを読まないわたしなのだけど、
                        あとがきを読んで、納得。
                        やっぱりよしもとばななも、辛いときに書いたんだなって。
                        このタイミングでこの本に出会えて良かった。


                        そしてわたしも、不思議な力のある故郷で、
                        何かにつつまれながら、
                        誰かの何かになれたら、いいな。って。
                        そんな気持ちで休んできます。




                        でもほんとに不思議なことってあるなあと思うのが、
                        昨日、なんとなく「しゃっくり」をwikipediaで調べてみて、笑
                        しゃっくりの止め方で「なすを思い浮かべる」という項目だけが
                        鮮明に残っていたんだけど、
                        今日、帰り道でしゃっくりが出て、(いつぶりだろう?)
                        「なすを思い浮かべるっていってたな、、、なす?」
                        と思ったら,ほんとにすぐに止まったんだよね。

                        きっとこれも、縁。

                        ぜひしゃっくりには、「なす」を。
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